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中古車はどれくらい『エコノミー』?

ほとんどの場合において、中古車は同じ車種の新車に比べて車両価格は安いです。では、乗り始めてから手放すまでにかかる費用は、どちらの方が安くなるのでしょうか?ここでは、両方の購入から手放すまでの平均的なトータルコストを調べてどちらがお得かを調べるとともに、どのような中古車を選べばお得かを検証してみましょう。

中古車と新車のトータルコスト比較

中古車は新車と比べて購入費用が少ない代わりに、メンテナンス費用がかかったり、下取り価格が安くなってしまうことが多いと思われます。そこで、中古車と新車のトータルコストを以下の計算式から算出してみました。(条件が変わらない車検のコストは計算から除外)

税金

自動車を購入する際には、中古車・新車とも「自動車税」「自動車取得税」「自動車重量税」の3種類を支払わなければいけません。このうち、金額がかわるのが「自動車取得税」。車両価格に対して一定の税率をかけて金額が決まるので、安価な中古車は安くなります。さらに、車両本体価格が50万円以下なら無料となります。
一方、自動車税と自動車重量税は、同じクラスのクルマであれば中古車・新車とも変わりません。

例えば、新車価格100万円のコンパクトカー(排気量1500CC)と、同クラスで60万円中古車を比較すると

なお、ハイブリッドカーなど低燃費・低公害のエコカーに指定された車種であれば「グリーン税」が適用され、新車・中古車とも翌年に最大50%程度減額されます。

メンテナンスコスト

東京日産自動車販売の竹内氏によると「自動車は消耗品の固まり」。中古車、新車とも走った分だけ点検や部品交換などのメンテナンス費用がかかると考えた方がいいでしょう。
車種によって部品の価格、使い方によって耐用年数がそれぞれ異なりますが、取材した中古車販売店の意見を参考に、平均的なメンテナンスコストを以下のとおりとして計算しました。

  • エンジンオイル交換:5000kmにつき5000円
  • 10万kmの走行:エンジンオイルとは別に10万~15万円程度。
  • 累積の走行距離が10万kmを突破した時点で10万円を追加
中古車の修理保証

中古車は販売店独自の保証が用意されています。メーカー直販系なら1年間の無料保証、オプションで有償保証を追加ができます。一般の中古車販売店は初年度から有償保証の場合が多いです。

1500ccクラス5年落ち5万km走行の中古車保証例
保証 1年 2年 3年
トヨタ「ロングラン保証」 無料保証 1万500円 2万4150円
日産「ワイド保証」 無料保証 1万6275円 2万7300円
ホンダ「ホッと保証」 無料保証 1万5425円 2万7668円
アップル「AIS認定保証」
(ベーシックプラン)
1万6500円~ 2万3800円~
オートバックスカーズ「安心保証」 1万6000円~ 2万4000円~ 3万7000円~

一方、新車は購入時に5年間10万kmの保証がつきます。これは買い替えでオーナーが変わっても内容を引き継げるので、年式の浅い中古車なら残った保証を受けることができます。

※内容、対象となる車種、走行距離の設定は保証によって異なる。上の表では3年保証をつけた場合の料金を2万5000円と想定し、中古車のメンテナンスコストに加算した。

ガソリン価格

一時期に比べ高騰が落ち着いたガソリン価格。ここでは平均130円として計算します。

下取価格

程度にもよりますが、トータルで10万km以上走ったクルマは値段がつかないことが多いです。すでに5万キロ走った中古車と新車を、ともに5万km走らせた場合、中古車は0円なのに対し、新車はよほど大きな事故に遭ってない限り買取価格がつきます。

以上を踏まえて、いくつかのタイプ別に例をとり、中古車と新車のトータルコストを比較しました。